「キャリアコンサルタント試験って、合格率も結構高いけど、実際の難易度はどうなの?」
「時間もお金もかかるし、一発合格したい…。」
とくに、会社から推奨されている方は、不合格になって恥をかきたくないですよね。
結論からお伝えすると、ご想像のとおり、キャリアコンサルタント試験自体の難易度は、それほど高くありません。面接試験(ロープレ試験)が得意な方であれば、一発合格も目指せます。
実際に、下図の合格率の推移のとおり、試験の合格率は平均53.1%程度。二人に一人が合格できるレベルです。
【キャリアコンサルタント試験の学科・実技の同時受験推移(2021年3月〜2025年3月)】

しかし、高い合格率に油断して対策をせず、二度三度と落ちる方も一定数いらっしゃいます。
なぜなら、実技試験を突破できずに落ちる方が一定数いるからです。
実技試験の面接は、15分の制限時間内で、実際の面談のように相手の話を傾聴し、まとめあげる必要があります。
苦手か得意かどうかで難易度が大きく分かれるため、苦手な人はしっかり対策しないと一発合格は望めません。
そこでこの記事では、実際にキャリアコンサルタント試験を受け、合格したサイト運営者が、以下について解説していきます。


キャリアコンサルタントは、「実務経験3年以上」を持つ受験生よりも、「養成講座」でしっかり学んだ人の方が合格率が高い傾向があります。
本記事で難易度につい徹底解説しますので、未経験でも一発合格できる自信をつけて、計画的にキャリアコンサルタントの試験勉強を始めましょう!
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キャリアコンサルタントの難易度は対策すれば実務経験ゼロでも合格できるレベル
冒頭でもお伝えしたとおり、キャリアコンサルタントの難易度は対策すれば実務経験ゼロでも合格できるレベルです。
実は、全体的に見ると「実務経験3年以上」の受験資格で受けた人よりも、「キャリアコンサルタント養成講座を受講」した人のほうが合格率が高い傾向にあります。
本章では、過去の受験者数や合格率をご紹介しながら、実務経験ゼロでも対策すれば合格できるレベルであることを解説します。
過去の受験者から見た合格率の推移
まずは、学科・実技の同時受験者の合格率推移をご紹介します。
【キャリアコンサルタント試験の学科・実技の同時受験推移(2021年3月〜2025年3月)】


第18回 | 第19回 | 第20回 | 第21回 | 第22回 | 第23回 | 第24回 | 第25回 | 第26回 | 第27回 | 第28回 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
同時受験合格率 | 60.1% | 48.6% | 54.9% | 46.9% | 59.3% | 60.7% | 45.4% | 51.7% | 50.7% | 50.4% | 55.6% |
同時受験者数 | 3,638 | 3,697 | 3,073 | 3,489 | 3,942 | 3,220 | 3,757 | 4,524 | 3,720 | 4,430 | 4,899 |
同時受験合格者数 | 2,187 | 1,795 | 1,686 | 1,637 | 2,338 | 1,955 | 1,704 | 2,338 | 1,886 | 2,231 | 2,726 |
上の図によると、学科・実技の同時受験での完全合格は、直近10回で平均53.1%程度です。
つまり、キャリアコンサルタント試験では、2人に1人程度は一発合格できる想定となります。
実務経験者のほうが合格率は低い
2人に1人が一発合格できると知ったとしても、「合格者のほとんどが経験者なんじゃないか」といった不安が出てくると思います。
しかし、「実務経験3年以上」の受験資格で試験を受けた人の方が、「養成講座修了」の受験資格で受けた人よりも合格率が低い結果が出ています。
ここでは、試験別の養成講座修了者、実務経験者の合格率の違いをご紹介します。まずは、学科試験の推移は下図のとおりです。
【キャリアコンサルタント試験の実務経験有無による学科試験推移(2021年3月〜2025年3月)】
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学科試験 (受験資格別) | 第18回 | 第19回 | 第20回 | 第21回 | 第22回 | 第23回 | 第24回 | 第25回 | 第26回 | 第27回 | 第28回 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
養成講座修了合格率 | 82.2% | 62.9% | 78.8% | 63.3% | 83.0% | 84.3% | 54.6% | 65.0% | 66.6% | 60.3% | 69.3% |
実務経験合格率※ | 70.2% | 47.0% | 70.3% | 45.7% | 73.4% | 78.1% | 35.6% | 49.1% | 55.4% | 54.6% | 60.3% |
養成講座修了(受験者数) | 4,218 | 3,927 | 3,590 | 3,805 | 4,393 | 3,407 | 3,822 | 5,216 | 4,498 | 4,947 | 5,650 |
養成講座修了者(合格者数) | 3,467 | 2,472 | 2,829 | 2,407 | 3,647 | 2,872 | 2,086 | 3,390 | 2,995 | 2,984 | 3,918 |
実務経験(受験者数)※ | 433 | 349 | 404 | 350 | 402 | 402 | 444 | 481 | 504 | 566 | 645 |
実務経験(合格者数)※ | 304 | 164 | 284 | 160 | 295 | 314 | 158 | 236 | 279 | 309 | 389 |
※「3年以上の実務経験」で受験
第18回~28回の学科試験の平均合格率は以下の通りです。
- 「養成講座修了者」の受験資格の合格率平均:69.7%
- 「実務経験3年以上」の受験資格の合格率平均:58.1%
続いて、実技試験の結果は下図のとおりです。
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実技試験 (受験資格別) | 第18回 | 第19回 | 第20回 | 第21回 | 第22回 | 第23回 | 第24回 | 第25回 | 第26回 | 第27回 | 第28回 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
養成講座修了合格率 | 65.3% | 62.5% | 61.7% | 58.9% | 65.9% | 64.6% | 67.7% | 68.2% | 63.5% | 68.2% | 68.7% |
実務経験合格率※ | 44.6% | 46.0% | 47.2% | 45.5% | 50.1% | 50.3% | 47.5% | 48.9% | 49.0% | 60.5% | 58.9% |
養成講座修了(受験者数) | 4,174 | 4,432 | 3,697 | 4,307 | 4,674 | 4,045 | 4,507 | 5,002 | 4,263 | 4,945 | 5,310 |
養成講座修了者(合格者数) | 2,727 | 2,772 | 2,281 | 2,538 | 3,079 | 2,613 | 3,049 | 3,409 | 2,705 | 3,373 | 3,646 |
実務経験(受験者数)※ | 397 | 415 | 390 | 418 | 399 | 443 | 520 | 464 | 433 | 572 | 628 |
実務経験(合格者数)※ | 177 | 191 | 184 | 190 | 200 | 223 | 247 | 227 | 212 | 346 | 370 |
※「3年以上の実務経験」で受験
第18回~28回の実技試験の平均合格率は以下の通りです。
- 「養成講座修了者」の受験資格の合格率平均:65.0%
- 「実務経験3年以上」の受験資格の合格率平均:49.9%
この実績を見ると、「実務経験3年以上」の受験資格で受けた人の方が、「キャリアンサルタント養成講座を修了」した受験した人よりも合格率が大きく下回っていることがわかります。
前章で一発合格率は2人に1人とお伝えしましたが、むしろ全体として実務経験者の合格率が足を引っ張ってしまっているような状況と言えます。



実務経験がなく養成講座を受けた人のほうが、実務経験者よりも学科試験では平均で12%程度、実技試験では15%程度もの高い合格率が出ています。
つまり、キャリアコンサルタント試験は学科試験の暗記勉強はもちろん、実技試験でも対策と練習が重要であることがわかります。
さっそくキャリアコンサルタントの養成講座を比較するなら…
未経験でも合格できるなら、すぐにでも養成講座を受けよう!と意気込んでいる人もいるでしょう。
しかし、養成講座は種類も多く、各団体のWEBページを見て比べるのは時間も手間もかかります。
そこで、下記の記事で「キャリアコンサルタント養成講座を選ぶポイント」「おすすめスクールの比較」について詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。
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キャリアコンサルタントの試験別の難易度
前の章では、実務経験者よりも、養成講座を受けた未経験者のほうが合格率が高いことを理解いただけたかと思います。
すると、経験だけでは合格できない試験の内容を詳しく知りたくなりますよね。
本章では、試験の種類を以下に分けて、試験の難易度や内容について詳しく解説します。
- 学科試験の難易度
- 実技試験(論述・面接)の難易度
学科試験の難易度:しっかり勉強すれば問題なく合格できるレベル
まずは、学科試験の難易度について解説します。
結論としては、学科試験はしっかり勉強すれば問題なく合格できるレベルです。
試験の概要や、過去10回分のデータを元に解説します。まず、学科試験の概要は以下の通りです。
【キャリアコンサルタント学科試験の概要】
出題形式 | 4択のマークシート方式 |
---|---|
問題数 | 50問 |
合格点 | 100点満点中70点以上(1問2点) |
試験時間 | 100分 |
受験料 | 8,900円 |
出題範囲 | 職業能力開発促進法その他関係法令に関する科目 キャリアコンサルティングの理論に関する科目 キャリアコンサルティングの実務に関する科目 キャリアコンサルティングの社会的意義に関する科目 キャリアコンサルタントの倫理と行動に関する科目 |
参照:試験要項 – 国家資格 キャリアコンサルタント試験
参照:キャリアコンサルタントになりたい方へ|厚生労働省
「7割以上正解しないと合格できない」と聞くと、少し驚いてしまうかもしれませんが、平均点を確認してみると安心できます。
学科試験の過去10回分の平均点は以下の通りです。
【キャリアコンサルタント学科試験過去10回分の平均点(2021年3月〜2025年3月)】
実施回 | 学科試験平均点 |
---|---|
第18回 | 77.2点 |
第19回 | 71.1点 |
第20回 | 75.0点 |
第21回 | 71.5点 |
第22回 | 77.6点 |
第23回 | 77.3点 |
第24回 | 68.8点 |
第25回 | 71.9点 |
第26回 | 72.3点 |
第27回 | 70.7点 |
第28回 | 73.1点 |
上記の過去10回分を振り返ると、平均点は約73.3点となっており、合格に必要な70点を超える実績となっています。
第24回だけは難化していますが、他の回ではすべて合格点の70点以上の平均点だとわかります。
このことから、学科試験はしっかり勉強していれば問題なく合格できるレベルと言えます。



学科試験は「適切なものを選択」、もしくは「不適切なものを選択」を行う択一式なので、ポイントを押さえれば解きやすい問題がほとんどです。
過去問を繰り返し解くことと、自分が受ける日程の法令基準日を把握して勉強するのが大事です。
実技試験の難易度:論述は添削、面接は繰り返し模擬練習すべきレベル
実技試験は、論述と面接の2種類の試験を受験します。
実技試験のポイントは、合格するには論述、面接どちらでも最低限の点数を取らなければいけない点です。
【キャリアコンサルタント実技試験の概要】
論述 | 試験時間:50分 試験形式:記述式試験 配点:50点満点 |
---|---|
面接 | 試験時間:20分 試験形式:模擬面談+口頭試問 配点:100点 |
合格基準 | 論述・面接の合計で150点中90点以上 ※ただし、論述で40%以上、 面接でも評価項目すべてで40%以上の得点が必要 |
受験料 | 29,900円 |
下記で、論述、面接の難易度についてそれぞれ詳しく解説します。
実技試験の難易度(論述):対策が難しく専門家の添削を受けたほうがいいレベル
次に、実技試験(論述)の難易度について解説します。
実技試験(論述)に関しては、独学の対策が難しく、対策講座などを受講して添削を受けたほうがいいレベルと言えます。
独学の対策が難しい一番の理由は、正答が公表されていないためです。
詳細や過去10回分の平均点を元に解説します。
【キャリアコンサルタント実技試験(論述)の概要】
出題形式 | 【キャリアコンサルティング協議会】 1つの事例記録を元に記述式で設問に解答 【日本キャリア開発協会】 事例が途中から2つに分かれ、記述式で設問に解答 |
---|---|
問題数 | 【キャリアコンサルティング協議会】 設問は4つ、解答が2つの設問があるため解答数は5つ 【日本キャリア開発協会】 設問は4つ |
試験時間 | 50分 |



キャリアコンサルタント試験は、【キャリアコンサルタント協議会】と【日本キャリア開発協会】のどちらでも受験できます。
難易度に関しては大きく変わりませんが、出題形式や問題内容が異なります。
論述に関しては、記述式のため部分点が狙えます。しかし、前述したとおり問題は公表されているものの、正答は公表されていません。
また、実技試験(論述)の過去の平均点は以下の通りです。
【キャリアコンサルタント実技試験(論述)過去10回分の平均点(2021年3月〜2025年3月)】
実施回 | 実技試験(論述)平均点 |
---|---|
第18回 | 31.8点 |
第19回 | 31.6点 |
第20回 | 31.7点 |
第21回 | 31.1点 |
第22回 | 33.0点 |
第23回 | 32.2点 |
第24回 | 32.7点 |
第25回 | 32.9点 |
第26回 | 32.4点 |
第27回 | 33.1点 |
第28回 | 33.3点 |
上表を見ると分かるように、論述試験の平均点は過去10回で50点満点中32.3点です。
合格するためには、面接と合計で90点(6割)以上の条件だけでなく、論述試験でも40%以上(20点以上)を獲得しなければなりません。
そのため、実技試験では苦手を作らないように満遍なく対策しなければなりません。論述で不合格となってしまった受験者からは、以下のような声があります。



練習した課題と全く違うシチュエーションで、焦ってしどろもどろになってしまった。



相談者役の人から思いがけない反応をされてパニックになり、効果的な質問ができなかった。



「時間内に展開させないと」と思うあまりに、相談者役の言葉をさえぎって進めてしまった。
上記の受験者の声を見ても、わずか15分の間で話を展開させることがネックになっていることがわかります。
また、実技試験(面接)の過去の平均点は以下の通りです。
【キャリアコンサルタント実技試験(面接)過去10回分の平均点(2021年3月〜2025年3月)】
実施回 | 実技試験(面接)平均点 |
---|---|
第18回 | 61.0点 |
第19回 | 61.0点 |
第20回 | 60.9点 |
第21回 | 60.4点 |
第22回 | 60.1点 |
第23回 | 60.7点 |
第24回 | 60.6点 |
第25回 | 60.4点 |
第26回 | 60.2点 |
第27回 | 60.6点 |
第28回 | 60.3点 |
平均点も過去10回で60.6点で、第18回~28回の試験においては60〜61点程度と評価は安定している試験であることがわかります。
しかし、15分間の短時間で以下の点を意識して進めなければなりません。
- 相談者のシチュエーションや性格に適した対応力
- コンサルティングを進める力
- 傾聴姿勢と展開のバランスを取る力
また、相談者役も人間なので会話のテンポが合わないなど、思うような受け応えをしてくれるとは限りません。
以上から、実技試験(面接)に関しては、繰り返し模擬面談で練習するべき難易度と言えます。



面接試験は、15分という短時間で有効に相談者との対話を進めなければいけません。
合格するためには、さまざまなパターンで練習したり、同じメンバーと模擬面談するのではなく別のコミュニティでも練習したりと、とにかく「模擬面談慣れ」するのが重要です。
キャリアコンサルタントと他の資格との難易度を比較
前章では、キャリアコンサルタント試験の難易度について、学科試験と実技試験(論述)、実技試験(面接)の各試験の概要や過去の平均点などを参考に解説しました。
試験自体の難易度は理解できたとしても、やはり他の資格と比較するとどれくらいの難易度なのか気になりますよね。
本章では、知名度の高い資格や、人事系の近い他の資格と比較しながらキャリアコンサルタントの難易度を解説します。
キャリアコンサルタントと他の資格を比較すると、下図のとおり中程度の難易度であることがわかります。
【キャリアコンサルタントと他の資格との難易度比較】
難易度 | 資格 | 直近試験の受験者数 | 直近試験の合格率※ |
---|---|---|---|
★★★★★ | 中小企業診断士 | 一次試験:21,274名 二次試験:8,142名 | 一次試験:27.5% 二次試験:18.7% |
社会保険労務士 | 43,174名 | 6.9% | |
★★★★☆ | 2級FP技能検定 | 学科試験:26,959名 実技試験:22,506名 | 学科試験:59.3% 実技試験:54.9% |
★★★☆☆ | 第一種衛生管理者 | 64,911名 | 46.3% |
ITパスポート | 21,548名 | 50.5% | |
キャリアコンサルタント | 学科試験:6,298名 実技試験:5,969名 | 学科試験:68.4% 実技試験:67.7% 一発合格:55.6% | |
社会福祉士 | 27,616名 | 56.3% | |
★★☆☆☆ | 産業カウンセラー | 1,350名 | 65.9% |
人事系の国家資格の中では社労士が合格率6.9%と最難関資格であることから、キャリアコンサルタントは55.6%と比較的取得しやすい難易度の資格であると言えます。
キャリアコンサルタントに一発合格するなら試験団体の問題を見極めよう!
試験別の難易度のところでも少しご説明しましたが、キャリアコンサルタント試験には以下の2種類の試験団体があります。
項目 | JCDA(日本キャリア開発協会) | キャリアコンサルティング協議会 |
---|---|---|
会員制度 | あり(年会費8,000円) | なし |
更新講習の実施団体 | 自団体で多数実施 (eラーニング・対面) | なし |
キャリア関連の情報提供 | 会員向けの以下の情報提供有り メールマガジン 研究会 会報誌 | なし |
交流 | 会員向けの地域研究会・勉強会・フォーラムなどが豊富 | 特になし (現時点では会員制コミュニティ的な仕組みは未整備) |
キャリア支援活動の場 | 会員が参加可能なスーパービジョン 事例検討会 キャリア支援イベントへの参加・運営可 | 特別な支援活動の場はなし |
キャリアコンサルタントに一発合格したいのであれば、試験団体の問題を見て決めましょう。
試験団体によって問題の難易度に大きな違いはありません。
しかし、論述試験の問題形式や設問、面接試験の評価項目には違いがあるため、一度過去問を見て、より自分が解きやすいと感じる試験団体で受験するのがおすすめです。
キャリアコンサルタントの試験で一発合格する秘訣
ここまで、キャリアコンサルタントの難易度について、過去の受験データや他の資格と比較しながら解説しました。
比較的取得しやすい程度の難易度ではあるものの、しっかり勉強しないと一発合格は難しいことが理解いただけたかと思います。
では、実際に合格した人はどれくらいの時間勉強して合格しているのか、効率的に勉強するにはどうするべきかといった疑問が出てきますよね。
本章では、キャリアコンサルタントに確実に一発合格するための以下の秘訣をご紹介します。
- 試験3ヶ月前からは一日2時間半勉強する
- コツを押さえて勉強する
- 自分に合った養成講座を受ける
以下で詳しく解説します。
試験3ヶ月前からは一日2時間半勉強する
まず、キャリアコンサルタントに確実に一発合格するためには、一日2時間半勉強しましょう。
養成講座での150時間カリキュラムに加えて、一般的に150〜200時間程度の自主的な勉強時間が必要だからです。
試験の3ヶ月前から本格的に過去問研究や暗記を始めるとすると、200時間÷90、つまり一日2.2時間程度の勉強時間が必要と計算できます。
したがって、模擬面談の練習などの時間も加味して一日2時間半は勉強できるようにしておきましょう。
資格勉強時間確保にはスキマ時間を効率的に使う!
とは言え、平日は働いているし、勉強する時間なんてみんな取れるの?と思う人もいるでしょう。
社会人が資格に合格するためには、スキマ時間学習が必須です。下記のアンケート結果では、社会人が勉強時間の確保のためにしていることがわかります。
【勉強時間を確保するためにしていること※複数回答可】


「働いていたら勉強時間なんて作れないのでは…」と不安に思っている方は、例えば以下のような工夫を行えば、2時間半の勉強時間は確保することが可能です。
- 通勤時間(片道45分の場合)→往復で1.5時間分確保
- 早寝早起き(30分ずつ)→計1時間分確保
また、最近では、動画サイトやスマホアプリでもキャリアコンサルタント試験関連の勉強が可能です。
常に机に向かって書きながら問題を解くだけが勉強ではないので、工夫しながら勉強時間を捻出しましょう。
コツを押さえて勉強する
キャリアコンサルタントに確実に一発合格するためには、コツを押さえて勉強するのも大事です。
なぜかと言うと、キャリアコンサルタント試験は学科、論述、面接(態度・展開・自己評価)のすべてで最低限の点数を取らなければいけないからです。
例えば、「暗記が得意だから学科試験を重点的に勉強する」といった進め方をすると、学科で100点を取れたとしても、論述で20点以下を取ってしまうと一発合格はできません。
同じく、面接練習ばかり行っていても、学科試験が70点以下であれば一発合格できません。
したがって、キャリアコンサルタントの勉強をするには、コツを押さえた勉強法が重要です。
勉強のポイントとしては、以下が重要です。
- 学科対策:ひたすら暗記
- 論述対策:反復学習
- 面接対策:独学にこだわりすぎない
自分に合った養成講習を受ける
未経験の場合は、もちろん養成講座を受けなければなりませんが、自分に合った養成講座を受けるのも重要です。
自分に合わない養成講座を選択してしまうと、学習や通学が苦痛になったり、非効率的な勉強をしてしまったりするリスクがあるためです。
以下のように、生活スタイルだけでなく、自分にとって合う勉強法はひとりひとり違います。
- ひとりで勉強してもモチベーションが上がらないので、勉強仲間を作りたい
- 将来独立を考えているので、資格取得後に支援があるところがいい
- 大人数の座学は理解が追い付かないので、少人数制で理解できるまで教わりたい
- 残業が不規則で読めないので、できる限りオンラインで受講したい
養成講座にもさまざまな特色があるので、自分に合った養成講座を見つけましょう。
自分の性格や生活スタイルから選べる!
キャリアコンサルタント養成講座を比較
キャリアコンサルタントの養成講座、早速調べてみようと主催団体のページを見ても、メリットばかり書いてあって選択が難しいですよね。
「とにかく合格者が多いところで」と思っても、自分の生活スタイルや性格に合わず満足できなければ意味がありません。
そこで、下記の記事では、プロの目線で養成講座の選び方を以下の観点で比較し、詳しく解説しています。
- 受講スタイル
- 受講料
- 教育訓練の対象有無
- 取得できる資格
- 講座の信頼性
養成講座の選び方次第で合格・不合格を左右すると言っても過言ではありません。
ぜひ、自分の生活スタイル、勉強方法や性格に合った養成講座を見つけましょう!
\特徴や受講料を徹底比較!/
まとめ
本記事では、ここまでキャリアコンサルタント試験の難易度について解説してきました。
- キャリアコンサルタント試験は2人に1人が合格的できる程度の難易度
- 実務経験者よりも養成講座受講者の方が10%近く合格率が高い
- 学科試験は暗記で突破できるものの、実技試験の面接は模擬面談を繰り返して慣れる必要がある
- 養成講座は種類が豊富ため、自分に合ったコースを選択するのが大事
キャリアコンサルタント試験は、国家資格の中では難易度も高すぎず、合格率も比較的高いため、取得しやすい資格と言えます。
しかし、面接に苦手意識がある人にとっては面接がネックとなりやすい試験でもあります。
養成講座を効率的に受講し、試験の3ヶ月前からは一日2時間半の勉強時間を確保すれば、一発合格への道も広がります。
自分の勉強スタイルや生活スタイルに合った養成講座を選択し、しっかり対策を行いながら一発合格を目指しましょう!
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